アニメーションMV「骸骨」制作者、野村太一さん (Yellow Studs) を

EMILYが突撃インタビュー!

7月に公開された、HONEBONEの新Music Video「骸骨」。

全編パラパラ漫画風アニメーションとなっていたこのMVを制作したのは、KIRINのCMソングなどを手掛ける人気インディーズバンド「Yellow Studs」のピアノヴォーカル、

野村太一氏である。

EMILYが勝手に「お師匠」と慕うヴォーカリストである野村氏が、なぜHONEBONEのMVで、しかも初めてアニメに挑戦する(させられる)ことになったのか?

インタビュアー経験0のEMILYが、たどたどしく確認してきた。

ハタから見ていて、HONEBONEのやり方は無理があるなーと思ってました。

 

EMILY : まず、今回「骸骨」のアニメ制作にいたった経緯を教えてください。

 

野村 : HONEBONEの二人が、次のMVをパラパラ漫画で作りたいといって、何やらiPhoneで作ろうとしているのは知ってまして。

で、割と早めに行きづまった二人から相談を受けたので「やってみようか?」っていう軽い気持ちで。やったことないんですけどパラパラさせるんならできるんじゃないか、と思ってやってみました。

 

EMILY : そう、「経緯」とか白々しく聞きつつ、頼んだのは私たちなんですよね。

自分らでやってみようかなって思って色んなiPhoneアプリ落としてやりだしたんだけども、「ちょっとこれ難しいわ」って思って野村さんに相談したところ、全面的に制作をしてくださることになったと。

 

野村 : ハタから見ていて、その方法はなかなか無理があるんじゃないかなー、とは思ってました。

 

EMILY : 今思うとそうですね(笑)。ここで、読んでくださっている方に私たちHONEBONEと野村さんのなれ初めなんかを軽く説明してもらえますか?

 

野村 : まず、俺(Yellow Studs)のライブにEMILYが来たんですよ。で、すごい勢いで「電話番号教えてください」って(笑)。あんなに直接、電話番号聞かれたの初めてだったんですけど、お酒の勢いもあって教えてしまいまして。

「前座やらせてください」とかよくわかんないこと言ってたけど、気づいたら色々と関わることになってましたね。

 

EMILY : 一年半くらい前に友達のライブを見に行ったらたまたまYellow Studsが出てらっしゃって、それを見て感動してしまって。丁度バンドとしてもヴォーカルとしても行き詰ってる時期だったんですね。で、今までそんな経験なかったんですけど、「これはちょっと番号聞かなきゃな」と思い、CDを買って野村さんとしゃべる権利を得たと。

 

野村 : 別に買わなくてもしゃべりますけどね。

 

EMILY : そうみたいですね。当時ライブハウスのルールもよくわかんなくて。まあそこからHONEBONEは野村さんはじめYellow Studsの皆さんにお世話になっていると。

 

野村 : そうだね……だいぶお世話してるよね?

 

EMILY : かなりしてもらってます(笑)

 

野村 : まあ性格的に、世話焼きなんですよね。だから今回の「骸骨」MVの制作も始めたという感じです。

 

 

一つも明るいところがない曲だから、せめて映像では希望をもたせたい。

 

EMILY : 「骸骨」を聞いた時の感想を教えてください。

 

野村 : 生々しくていいなあ、と思いました。ただ最後の歌詞で「前向きになれ そんなこと言わないで」っていうのは、そりゃちょっと希望ねえなあって。

 

EMILY : (笑)。希望のない歌あんま好きじゃないですか?

 

野村 : そうだねー。あの曲は一つも明るいところないじゃん。なのに、作ってる時に何百回も聞いてるから…(死んだ目)

 

EMILY : 段々憂鬱になったんですね(笑)

 

野村 : だからせめて最後は明るくしない?って提案したんですよね。

 

EMILY : あ、最後のシーンですね。骸骨だった彼が人間の素顔に戻るっていうのは、歌詞とは違う、野村さんなりの希望を持たせたっていうことですか?

 

野村 : そうだね。

 

EMILY : それに気づいた私の父が感動してました。

 

野村 : お父様が!恐縮です。

 

 

Googleで「アニメの作り方」と検索するところからスタート。

 

EMILY : 実際の作業について聞かせてください。まずどうやって作り始めたんですか?

 

野村 : まずネットで「アニメーションの作り方」と検索しました。

 

EMILY : (爆笑)。Google先生に聞いたところから?

 

野村 : ググってググってググって。何個タブを開いたかわからないくらい検索しました。

 

EMILY : ほんとに0から始められたってことが分かるエピソードですね…。

 

野村 : 自分でMVを作ったことはあるけど、アニメーションは初めてなので。ちなみに俺はWindows派なんですが、使ったソフトはAdobeのPremiere CS5です。

 

EMILY : なるほど。では、やり始めて大変だった点は?

 

野村 : え、全部じゃない?

 

EMILY : (笑)。やり始めてすぐ、これはヤバイことに手を突っ込んだと。

 

野村 : イントロのところで「HONEBONE」のアルファベットが落ちてくるんですが、その時点で「あーこれはアカン」と。ただ人って段々慣れてくるもので、制作途中に段々成長していきました。だから前半と後半はクオリティが違います(笑)。

 

EMILY : え!見てる側はわからないですけどね。では、逆に作ってて楽しかった点は?

 

野村 : 絵が動いたところ全てです。動くたびに「動いてるよー」って感動してました。

 

EMILY : あ、初めて作った感が満載ですね。ほんとに0から始められたってことが分かるエピソードですね…。ちなみに、骸骨のキャラは可愛い感じですけど、あれはどういったところから発想されたんですか?

 

野村 : あれは、最初にHONEBONE側から「背骨が浮き出た骸骨」ってリクエストもらって「気持ち悪いわ!」って思いまして(笑)。さっきの話にも通じますけど、せめて暗い歌だったら可愛くいこうと。気持ち悪かったら誰も見ないよ!

 

EMILY : ですよね。勉強になります。

「ここを見てくれ!」とは言えない。

 

EMILY : 制作者として特に見てほしい点は?

 

野村 : 初めて作った人が「ここを見てくれ!」とか言えないよ…。

 

EMILY : 初めてっていうのは強調しとくんで!

 

野村 : じゃあ…。サビの部分で枯葉の落ち方が音とピッタリ合うところですかね。

 

EMILY : 音と映像を合わせるのは大変でしたか?

 

野村 : (遠い目で)…うん。

遠い目の野村氏

EMILY : 気が遠くなってますけども。

 

野村 : 正確には覚えてないですけど、1秒間につき5~8枚くらい書いているので。

 

EMILY : その枯葉のワンシーンだけでも、何枚も書いてるんだよってことですね。

 

野村 : まあPhotoshopも使ってるんで、そこらへんはチョチョチョイとできたりもするんですけど。何分不慣れなので。

 

EMILY : いや、私には作れないんで、感動の連続でしたけどね。最初から最後まで何度もみて「いいなあ」って。曲が50倍よくなりました。

 

野村 : 曲といえば、カワグチくんのコーラスがはいってくるところが…。

 

EMILY : (さえぎって)あー、作っててちょっと気分転換になりましたか?実際、私の声ばっかり聞いてると疲れちゃいますよね。

 

野村 : いや、はい…。

 

EMILY : 否定してください(笑)

 

 

今後のアニメ制作は……報酬次第。

 

EMILY : では、最後の質問です。今回のMV制作を経て、今後もアニメーションは作られますか?

 

野村 : (長い沈黙)……報酬次第。

 

EMILY : (笑)

 

野村 : まあ、趣味ではやらないので。お金をいただけるならやります。

 

EMILY : じゃあ「骸骨」のMVを見て、野村さんにアニメを頼みたい人は依頼すれば報酬次第で作ってもらえるかも、と。

 

野村 : 頼む人いるかな?あ、でもMV初めて作ったときは結構頼まれましたね。「ウチにも作ってください。低予算でお願いします」って。

 

EMILY : そこはナメんなって話ですね。

 

野村 : 低予算で作れるもの何があんだよ、ブレア・ウィッチ・プロジェクト(製作費の安さで話題になった大ヒットホラー映画)じゃねえんだよ!ってね。

 

EMILY : 懐かしいですね。「骸骨」MVに話を戻しますと、最初野村さんもアニメ作るの自信がないっておっしゃってて、「僕なんかが…」って感じでしたが、作ってみると自信になりますよね?

 

野村 : うーん…。

 

EMILY : 私は素晴らしい作品だと思いましたよ!

 

野村 : じゃあ自信になりました。ありがとうございます。素晴らしい機会を与えてくださったHONEBONEのお二人ありがとうございました。(棒読み)

 

EMILY : なんで棒読みなんですか(笑)

 

野村 : 本気だよ。あとはYellow Studsの名前がこの場を借りて広まったらいいなと思います。絵からは想像できないような音楽をやってるんですけども。

 

EMILY : そうですね。骸骨のキャラみたいに可愛い音楽をやってるわけではないですね。ロックですよね。

 

野村 : はい。

 

EMILY : 私も東京のライブ会場には高確率で出没するので、Yellow Studsも要チェックです。それでは野村太一さん、今回は本当にありがとうございました。

そんな野村氏が手掛けたMV『骸骨』はこちら↓

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